いのちかがやく森林文明郷
宮崎県椎葉村は、九州山地の中央にある村で、その96%を山林が占めます。標高1,000メートルを超える峻険な九州山脈に囲まれ、平家落人伝説を伝える地として知られます。神楽、臼太鼓踊、ひえつき節などの民謡や民話など、古くから伝わる慣習や伝統文化が大切に継承されています。
椎葉村の基幹産業は農林業であり、林業はスギやヒノキを中心とした木材生産を行い、農業は高冷地の特性を活かして花卉や野菜を生産しています。豊かな自然環境と森林資源を活かしたこの村は、「秘境」とも呼ばれますが、四季折々の雄大な自然に囲まれ、スローライフやスローフードを楽しむ生活を実現しています。
特産品としては、標高1,000メートル級の山々で栽培される椎茸があります。気温が低いためにゆっくりと育ち、肉厚で香り豊かな椎茸が生産されます。栽培する木(クヌギ)から育て、2年の時を経て採取されます。乾燥まいたけは香り高く、天然まいたけに近い味と歯ごたえが特徴です。
しそ豆腐はしそに豆腐を漬け込んだもので、ご飯のお供やお酒のおつまみに最適。
ヤマメの甘露煮は椎葉の美しい川で育ったヤマメを使用し、甘露煮に仕上げています。
鶴富みそは厳選された国内産の大麦大豆だけを原料に、温度差の少ない地下室で10ヶ月醸成した味噌です。
そばは世界農業遺産にも認定された椎葉村で生産され、香りの強いそばが特徴。縄文時代から伝わる「焼畑」で栽培されています。
手づくり地こんにゃくは自家製の灰汁を混ぜ合わせ、手で丸めて作るこんにゃくです。酢味噌やポン酢、わさび醤油で楽しめます。
梅酒「姫伝説」は椎葉産の梅を使用し、程よく酸味の効いたスッキリとした味わいの梅酒です。