野菜と温泉のまち
宮崎県新富町は、宮崎県のほぼ中央部の沿岸地域にあります。古くはこの地域が海中だったと考えられ、貝化石が見つかっています。北西部の高台には、円形古墳や前方後円古墳など230基余りが点在し、歴史的な風景を感じられます。秋には純白の花が咲き乱れ美しい風景が広がります。
新富町の農地面積は水田と畑がほぼ半分ずつ広がっています。水田地帯では早期水稲や施設園芸が盛んで、トマト、キュウリ、ピーマンなどが栽培されています。畑地帯ではメロン、タバコ、茶が栽培され、豚、養鶏、肉牛、酪農などの畜産も盛んです。秋になると、町内各地で純白のそばの花が咲き乱れ、のどかな田園風景が広がります。このそば粉を使った新富十割そばは、田舎そばとして人気が高く、観光客にも大人気です。
昭和32年には航空自衛隊新田原基地が建設され、現在ではF15Jジェット戦闘機の基地として国土防衛の重要な役割を担っています。