神話と伝説の町 高千穂町
宮崎県高千穂町は、宮崎県の北西部にある町。
北部から北東部にかけては大分県と、西北部から北部にかけては熊本県に接しています
高千穂町は日本神話に深く結びついた地であり、天岩戸、天安河原、くしふるの峰など、神話の舞台と伝えられる場所や神々を祀る神社が数多くあります。古事記や日本書紀の高天原神話や天孫降臨神話の舞台としても知られ、これらの神話を題材とした高千穂神楽などの文化や芸能が長年にわたり継承されています。
高千穂町は、神話や伝説にゆかりの深い神社や高千穂峡に代表される景勝地など、豊富な観光資源にも恵まれており、年間140万人以上の観光客が訪れる宮崎県内でも代表的な観光地の一つ。最近では、スピリチュアルスポットやパワースポット巡りが人気で、多くの若者が訪れています。
特産品としては、「世界農業遺産」に認定された美しい棚田米があります。棚田は平地にある水田と比べて多くの労力が必要となりますが、先祖から受け継いだ大切な財産である棚田を未来に残すために、手を抜くことなく米づくりが続けられています。また、宮崎県の最北端に位置する高千穂で育まれた「高千穂牛」は、全国和牛能力共進会で日本一〈内閣総理大臣賞〉を受賞し、その品質と美味しさが評価されています。