豊かな自然と文化にはぐくまれ
やさしさと活力に満ちたまちづくり
栃木県那珂川町は、栃木県の北東部にある町です。北部は大田原市、南部は那須烏山市、西部はさくら市、東部は茨城県大子町と常陸大宮市に隣接しています。那珂川町の北部にある小砂地区は、平成25年10月4日に「日本で最も美しい村」連合に加盟を認められた町です。
珂川町は、歴史的には水戸藩の一部であったため、徳川光圀などの藩主が進めた文化振興政策の影響を強く受けています。この地域で特に有名な産業には葉たばこや小砂焼(陶磁器)があります。これらは今でも町の特産品として親しまれています。
那珂川町には観光資源が豊富で、馬頭温泉や道の駅ばとう、広重美術館などがあり、これらを活用した町おこしに力を入れています。特に「美人の湯」として知られる馬頭温泉郷は、那珂川の清流を眼下に望む大小の温泉宿が点在している人気の温泉郷です。
また、町内には4カ所のゴルフ場があり、起伏に富んだコースと美しい自然が魅力です。那珂川は天然鮎釣りのメッカとして知られ、6月1日の解禁日には多くの釣り人が訪れます。町内には2カ所の観光やながあり、天然鮎を味わうことができます。
那珂川町の特産品には風味豊かなおそばがあります。香りと喉越しがひと味違うこのそばは、そば通にもぜひ味わっていただきたい逸品です。
小砂焼も町の誇る伝統的な特産品で、天保元年(1830年)に水戸9代藩主徳川斉昭がこの地の陶土を発見し、水戸藩御用陶器として焼かれるようになりました。
那珂川町は、総合福祉センターを核とした福祉事業や情報化・国際化への対応など、住民の生活の質を向上させるための多様な施策を展開しています。「活力に満ちた魅力あふれる潤いのある町づくり」を目指し、地域振興と住民福祉の向上に取り組んでいます。