住む人が輝き 来る人がやすらぐ
幸せ度の高いまち
栃木県大田原市は、栃木県北東部にある市です。清流「那珂川」や「蛇尾川」、田畑を潤す「箒川」に囲まれた那須野が原の扇状地が広がっています。東部には八溝山系の美しい山並みが連なり、自然環境に恵まれています。
大田原市は古代から開かれており、日本三古碑の一つである国宝「那須国造碑」が笠石神社に祀られていることでも知られています。江戸時代には城下町や奥州街道の宿場町として栄えた歴史を持ち、現在でもその歴史的遺産や文化財が多く残っています。
大田原市は、日本有数の鮎の漁獲量を誇る清流那珂川が流れる自然豊かな地域で、須野が原という広大な穀倉地帯が広がり、水稲生産が盛んです。豊富な地下水や東京から150km圏内という立地環境から、工業都市としても発展しています。
農業では、県内第1位の米生産量を誇り、その他にもウド、ニラ、ナス、ネギ、トマト、キュウリ、アスパラガスなど多種多様な野菜や果物が栽培されています。また、ブルーベリー、スイカ、イチゴ、梨、りんご、ぶどう、栗などの果樹も高品質で知られています。
大田原市には、古くから酒造が多く存在し、現在でも3つの酒蔵が地酒を製造しています。自然のろ過装置で磨かれた美味しい湧き水を使用した地酒は香りや飲み口がそれぞれ異なり、飲み比べも楽しむことができます。これらの地酒は返礼品としても提供されており、地元の味わいを堪能することができます。
さらに、大田原市は良質な竹の産出地であり、伝統工芸として竹芸品の技術が伝えられています。勝城蒼鳳氏や藤沼昇氏という2人の人間国宝を輩出しています。
観光資源も豊富で、大田原市ふれあいの丘の彫刻やキャンプ場、観光果樹園などがあり、黒羽地区の日帰り温泉には多くの観光客が訪れます。また、雲巖寺や大雄寺などの古刹、那須国造碑や侍塚古墳などの歴史的遺産も点在しています。俳人松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅で最も長く滞在した地であり、源平屋島の戦いで扇の的を射抜いた那須与一公ゆかりの地としても知られています。