心豊かな活力とうるおいのある住みよいまち・可児
可児市は岐阜県中南部にある市で、名古屋市や岐阜市から30km圏内にあります。戦国武将・明智光秀の出生地である「明智城跡」や森蘭丸ゆかりの「美濃金山城跡」など、多くの山城が点在しています。市の南部には県内最大級の工業団地や住宅団地、ゴルフ場が広がる丘陵地があり、北端部には木曽川、中央部には可児川が東西に流れ、豊かな自然環境が広がっています。
可児市は「美濃桃山陶の聖地」としても知られます。特に安土桃山時代には、豊臣秀吉の政権下で茶の湯に使われた陶器が桃山陶と呼ばれました。さまざまな色彩を放つ器は、最も斬新な焼き物とされました。この焼き物はわずか20年~30年の間にしか焼かれませんでしたが、その短期間に日本美術の転換期を迎え、当時の人々の美意識に大きな変革をもたらしました。
また、可児市は「今渡里芋」として知られる里芋の産地でもあります。昭和29年頃には大阪を中心に盛んに出荷され、その品質の高さから「赤エフ」として関西で評判を得ました。
現在も里芋を特産品ブランドとして後押ししており、里芋を使ったうどんやラーメン、焼酎なども販売されています。他にも、大豆や米、生姜やごぼう、きゅうりなどの野菜や手作り味噌、地豆とうふなどの加工品34種が「可児そだち」として認定されています。