自然の中 心豊かにロマンのまち
大野町は、岐阜県の濃尾平野の北西端にある町で、西には揖斐川、東には根尾川が流れます。温暖な気候に恵まれ、バラと柿の名産地として全国的に知られています。
大野町では、「甘柿の王様」と呼ばれる「富有柿」をはじめ、さまざまな種類の柿が収穫されています。特に「富有柿」は糖度が高く、その甘さととろけるような果肉の柔らかさから、高い評価を受けています。
また、大野町はバラは全国有数のバラ苗産地として知られ、全国でも貴重な青いバラ「ブルーヘブン」の誕生地でもあります。
地元のバラ苗生産組合が育てるバラ公園には約150種類、2,000株のバラが咲き誇ります。毎年5月に開催される“バラまつり”では、バラ苗生産者から直接バラ苗を購入できるイベントが人気です。
大野町には、歴史的な文化遺産や天然記念物も豊富にあります。特に「揖斐二度ザクラ」は花盛りの頃に次のつぼみが現れ、外側の花びらがしぼむ頃には花芯のつぼみが開花して二段に咲く特性を持ち、大正12年に国の天然記念物に指定されました。
また、「野古墳群」は前方後円墳や円墳が10基以上密集する史跡で、昭和32年に国の史跡に指定されています。