日本のまんなか 水と緑といで湯の街 渋川市
群馬県渋川市は、県のほぼ中央にある市で、「日本のまんなか、日本のへそ」として知られています。市内には歴史的な温泉地、伊香保温泉があり、古くは万葉集に詠まれるなど多くの文人墨客に愛されてきました。伊香保温泉を中心とした観光業も主要産業として発展しており、首都圏の奥座敷として多くの観光客を引き寄せています。
渋川市は古くから交通の要衝として栄え、日本列島の中央に位置することから「へそのまち」をキャッチフレーズにしています。市内には『へそ地蔵』というキャラクター化されたシンボルも設置されています。
伊香保温泉は、温泉情緒溢れる石段街が特徴で、周囲には日帰り温泉や魅力的な温泉宿が立ち並びます。
石段街は、温泉旅館や土産物屋、射的などの遊戯場が両脇に並び、湯煙が立ち上る中で温泉情緒が漂う、温泉街のメインストリートです。この石段街は約400年の歴史を持ち、長篠の戦いの翌年、天正4年(1576年)に形成されたと言われています。
また、渋川市は豊富な水資源を求めて化学系メーカーの工場が立地しており、農産物産業や養豚、ブロイラー生産も盛んで特にコンニャクイモの生産が知られています。