文化都市 館林
群馬県館林市は、関東地方のほぼ中央にあり、群馬県の南東部、いわゆる「鶴舞う形」と言われる群馬県の頭の部分にあたる町です。北には渡良瀬川が、南には隣接する邑楽郡明和町を隔てて利根川が流れ、豊かな水資源に恵まれています。
館林市は浅草まで約70キロメートルと群馬県内で最も東京に近い位置にあり、東北自動車道や東武鉄道により都心まで約1時間でアクセス可能なことから、館林市は東京へ通勤する人々の通勤圏としても選ばれています。また、日帰りでも楽しめる観光地として多くの人々に親しまれています。
歴史的には、館林市は古くから城下町として栄え、江戸時代には徳川家と深いかかわりのある大名家が治めていました。明治末期に東武鉄道が開通し、浅草までの距離が近くなったことで、経済的に急成長を遂げました。
館林市内には城沼、多々良沼、近藤沼、茂林寺沼など多くの湖沼が点在し、水遊びや釣りを楽しむことができる自然豊かな環境が広がっています。
春になると、城沼と多々良沼で越冬した白鳥たちが北の大陸を目指し飛び立ち、桜の花とこいのぼりの競演が館林に春の訪れを告げます。つつじ、花菖蒲、花ハス、彼岸花といった色鮮やかな花々が四季折々に館林を彩り、訪れる人々の目を楽しませます。
農業では、キュウリやナスなどの近郊農業が主体となっています。また、館林うどんは群馬三大うどんに数えられる郷土の味として広く知られ、多くの人々に愛されています。