人と自然と歴史が織りなす豊かなまち 富岡
群馬県富岡市は、群馬県南西部にある、豊かな自然と歴史があふれる伝統的な町です。富岡市と妙義町が合併して誕生しました。富岡製糸場と絹産業遺跡群はユネスコ世界遺産に登録されており、その歴史的価値と素晴らしい木骨レンガ造の建物が世界中から評価されています。
富岡市の地形は関東平野に続く平坦地が広がり、西には日本三大奇勝の一つである妙義山が、南には稲含山が連なります。市内を流れる鏑川と高田川が豊かな自然環境を形成し、この恵まれた風土の中で富岡市独自の歴史と文化が育まれてきました。現在、農業は野菜栽培に移行し、自動車関連産業も発展しています。
富岡製糸場は世界の近代化や産業の技術革新・交流に大きな影響を与え、その価値は単に建物の美しさだけでなく、日本の誇りを再確認させてくれます。世界遺産登録5周年を迎えた現在も、その周辺のまちなみは昭和レトロな雰囲気が漂い、素敵なお店も多くあります。
富岡市はシルクの伝統を守り続けてきました。養蚕農家と共にネクタイ、スカーフ、布団などのシルク製品を作り続けており、さらに美容に関わる石鹸、美容液、クリームなどシルク成分を配合した製品も多く開発されています。