西中国山地に抱かれた町
安芸太田町は広島県の北西部にある町で、西中国山地の中央に広がる自然に恵まれた町で、広島市、廿日市市、北広島町、島根県益田市と隣接しています。広島市から約1時間の距離にあり、中国自動車道のインターチェンジを二箇所持ち、広島インターチェンジからは約30分でアクセスできます。
安芸太田町は広島県で最初の森林セラピー基地として認定されており、森林浴の効果を科学的に裏付けた森林セラピーが行われています。町内には初心者向けから上級者向けまで5つのセラピーロードが設けられており、自然の中で心身の健康を高める体験ができます。
特産品に関しては、食品から工芸品に至るまで地元の自然資源や伝統技術を活かした幅広い商品があります。
食品では、橡餅、三段峡豆腐、祇園坊柿、鮎やあまごの加工品、玉ねぎドレッシング、太田かぶ菜、黒米玄米のおはぎ、ごまドレッシングなど多彩な特産品が揃います。工芸品では、すし鉢や手造りお玉じゃくし、深薫風工房、温井工芸、風炎窯、笹木工芸、那須漆器・挽物などがあります。
広島県指定の伝統的工芸品である戸河内刳物は、約二百年間継承されてきた技術で製造され、料理の味を引き立てる木の温かみと手触りが魅力です。全ての工程が手作業で行われるこの工芸品は、地元の誇りとして高く評価されています。
また安芸太田町といえば、「よしおのたい焼き」が有名です。1970年創業以来、上質な材料と職人の技により多くのファンに愛され続けています。たい焼きは外はサクッと、中はふんわりとしたあんこが特徴で、その美味しさで広島の名物となっています。
また、「恐羅漢」という本格芋焼酎は、安芸太田町産の「紅あずま」さつまいもと「米麹」、三段峡の水を使用して製造されています。この芋焼酎は、地元の素材にこだわり、豊かなさつまいもの香りと柔らかい口当たりが特徴でファンが多い逸品です。