海景色が映えるまち
大崎上島町は、瀬戸内海の中央部にある芸予諸島の一部で、南には愛媛県の大三島や岡村島が1キロメートル先にあり、北には竹原市や安芸津町が10キロメートルの距離にあります。広島県本土側とは竹原・安芸津港から高速船やフェリーで結ばれており、大崎下島や大三島・今治への便も充実しています。
大崎上島町といえば有名なのが、櫂伝馬競漕という伝統行事です。
瀬戸内海で活躍した海賊(水軍)が使用していた伝令船や偵察船がルーツで、大崎上島では木江十七夜祭や東野住吉祭において、地区ごとに櫂伝馬を出し競うものです。18人の乗組員が一つになり、独特の掛け声と太鼓のリズムで櫂を漕ぐ姿は、かつての海賊の活躍を偲ばせます。
大崎上島町は造船業が盛んであり、温暖な気候を活かした柑橘類やブルーベリーの栽培も行われています。また、季節ごとの農業体験や地元の加工品作りも楽しむことができます。
また、大崎上島はアマモの群生地としても知られています。アマモは魚の育成に必要なプランクトンや稚魚、稚貝の棲み家となるため、この地域は「魚のゆりかご」とも呼ばれます。
大崎上島町では、多くの家庭が民泊に協力していて単なる宿泊客としてではなく、家族の一員として迎えられ、日常生活を共にしながら本格的な交流を深めることができます。