海・山・空 夢ひらくまち
竹原市は広島県の沿岸部ほぼ中央にある市で、瀬戸内海の豊かな自然と温暖な気候の恩恵を受けています。広島空港や山陽自動車道などの高速交通体系により、空・陸・海の交通拠点都市として発展しています。江戸時代後期には製塩業で栄え、近年では人気アニメ「たまゆら」の舞台としても知られ、多くのファンにとって聖地となっています。
「たまゆら」は竹原市を舞台にしたアニメで、写真をこよなく愛する女子高生、沢渡楓と彼女の友人たちの日常を描いています。アニメに登場する古い町並みや瀬戸内海の景観は実際に竹原市にあることから、多くのファンが訪れています。
市内を流れる賀茂川や朝日山を囲む山々に抱かれた豊かな自然環境の中で、農業が盛んです。上流から中流にかけて田畑やぶどう畑が広がります。
また酒造業も盛んです。竹原の酒造業は、製塩業で財を成した浜旦那によって始められたとされていますが、実際にはそれよりも20年ほど前から酒造場が存在したとも言われています。現在では竹鶴酒造、藤井酒造、中尾醸造の3つの酒蔵が市内にあります。