心豊かで潤いと活力のあるまちづくり ようこそ奥出雲町へ! 神話とロマンの里
島根県奥出雲町は、県の東南部にある町です。山々に囲まれた美しい景観や清らかな川、豊かな田園風景が広がり、自然との共生を大切にしています。古くからの伝統や神話が息づく地で、多くの神社や古墳が点在し、日本の歴史や文化を感じることができる場所としても知られています。
奥出雲町は、地域の自然や文化を活かした地域活性化に積極的に取り組んでおり、世界で唯一日本刀の原料となる“玉鋼”の生産が行われる町です。「たたら製鉄の町」として知られ、豊富な砂鉄と水源により、古くは出雲国風土記の時代から製鉄を生業にしてきました。たたら製鉄で必要とされる砂鉄は、山地の山肌を削って採掘し、『鉄穴流し』と呼ばれる斐伊川から水路を引いて引き込んだ水流を利用して採取されます。この手法により形成された緩やかな地形と水路は、米、ソバ、大豆などの栽培にも利用され、現在の奥出雲町の豊かな里山風景を作り出しています。
奥出雲町の特産品には、日本農業遺産にも認定された仁多米『出雲國仁多米』があります。この米は、中国山地の麓、標高300~500メートルの水田で栽培され、気候、水、土が美味しさを育んでいます。奥出雲町は、面積の86%を林野が占める豪雪地帯であり、稲作期間の後半に昼夜の温度差が大きいため、良質な米が生産されます。また、水は斐伊川源流の清冽な雪解け水で、これが米の美味しさをさらに引き立てています。
さらに、奥出雲町では、標高500メートルの高地で栽培されるミディトマトがあり、寒暖差によって美味しく育ったトマトが人気です。また、地元で生産される濃口醤油「井上 古式じょうゆ」や薄口醤油「井上 こはく」、そして「奥出雲味噌」など、地元産の農産物を活用した加工品も高い評価を得ています。
奥出雲町は、地元産の農産物を活用した加工品の開発や、観光客を対象とした体験プログラムの充実など、訪れる人々に町の魅力を伝えるための様々な活動を行っています。