市民とともにつくる“躍進する中核都市”かみす
茨城県神栖市は、茨城県最南東部にある市で太平洋と利根川に囲まれています。ハマグリやアジ、サバなどの漁業が行われるほか、終戦直後から栽培が始まったピーマンの国内有数の産地でもあります。
神栖市は、温暖な気候と水はけのよい砂質土壌がピーマンに適しているといわれ、さらに生産者は「化学肥料低減」「化学農薬低減」など、自然環境に配慮した安心な農業にも積極的に取り組んで成果を上げています。
また神栖市は、千両と若松の栽培でも知られています。千両の栽培は大正時代初期に始まり、長い歴史を持っています。
千両は直射日光を避けるために、「がくや」と呼ばれる竹で作られた囲いの中で栽培されます。この独特の栽培方法は、苗木から3年かけて行われ、実を鳥から守りつつ、葉が焼け過ぎることを防ぐ効果があります。手間をかけて丁寧に育てられる千両は、神栖市の代表的な特産品です。
鉄鋼、電力、石油化学などを中心に県内最大の工業集積を有する鹿島臨海工業地帯の一部を構成する工業都市という側面もあります。
神栖市は子育て支援が充実しており、教育施設、公園、子ども向けプログラムが整っています。子どもたちが安全で健康的な環境で育つことができるため、ファミリー層にとって住みやすい町です。