産業の力みなぎる副県都
奥州市は岩手県の内陸南部にある市で、地域の中央を北上川が流れ、北上川の西側には胆沢川によって開かれた胆沢扇状地が広がります。北は北上市・西和賀町・金ケ崎町・花巻市、南は一関市・平泉町、東は遠野市・住田町、西は秋田県に接しています。
市街地と田園地帯がバランス良く混在し、ほどよい田舎の雰囲気があります。高速道路や新幹線、在来線が通っており、市外へのアクセスがしやすいのも魅力の一つです。
国道4号、東北自動車道、JR東北本線、JR東北新幹線が縦貫する交通の要衝であり、東北6県の県庁所在地へはいずれも車で3時間以内でアクセスできるという、まさに「東北のど真ん中」に位置しています。
岩手県庁所在地の盛岡市へは、東北新幹線で最速27分、仙台市へは最速40分です。また、水沢江刺駅には新幹線駅では珍しい無料駐車場があり、お出かけや通勤に非常に便利です。
奥州市は、稲作を中心とした複合型農業により、県内屈指の農業地帯となっています。江刺りんごや前沢牛、いわて奥州牛、江刺金札米など、ブランド力が高い良質な農畜産物の一大生産地です。
さらに、国指定の伝統的工芸品である南部鉄器や岩谷堂箪笥も全国的に高い評価を受けています。
また、交通の利便性の良さを背景に、県内でも屈指の商業集積が進んでおり、工業団地等が整備され、伝統産業や基幹産業の事業展開が図られています。