ゆずの村 馬路村
馬路村は高知県の山奥に位置し、周囲を1,000m級の山々に囲まれた自然豊かな小さな村です。かつては西日本最大の森林鉄道が走るほど林業が盛んでしたが、時代の変遷と共にこの産業は衰退。この変化に対応するため、村はゆずを中心にした新たな産業への転換を図り、地域活性化に成功しています。
馬路村のゆずは、有機栽培。
夏場の昼夜の寒暖差が果皮を厚くし、果汁には強い酸味と豊富なビタミンが含まれています。これにより、馬路村のゆずはその高い品質で知られるようになりました。特に、地元の料理やちらし寿司の調味料としても使われ、その香りと味わいは多くの人々に愛されています。
馬路村では若者の活動支援やワーキングホリデー事業を通じて、村外の人々に村の魅力を知ってもらい、定住を促進する取り組みも行っています。これには、ゆず収穫を通じた村生活の体験プログラムや、若者が集える場所づくりの支援事業が含まれており、村外とのつながりを強化しています。