瀬戸内の交流拠点 活力とふれあいの坂出
香川県のほぼ中央部に位置する坂出市(さかいでし)は、瀬戸大橋沿いに島々が連なる瀬戸内海国立公園の美しい景観が広がり、瀬田園地帯や里山といった豊かな自然が残る町です。
坂出市の郊外には、ドライブが楽しめる五色台スカイラインや、崇徳上皇ゆかりの白峯寺を有する五色台、約500本の桜が咲き誇る桜の名所・常盤公園、山城の歴史が残る城山、讃岐富士と称される飯野山など、自然豊かなスポットが数多くあります。
坂出市は、かつて「塩のまち」として栄え、「塩の積み出し港」としての歴史を持ちます。
戦後の高度経済成長期には、塩田跡地を活用した港湾開発や番の州地区の埋め立てにより、全国有数の「港湾工業都市」へと変貌を遂げました。その後、瀬戸大橋の開通や四国横断自動車道の整備により、本州と四国を結ぶ鉄道網および高速道路網の「要衝」としての価値が高め、番の州工業地帯や林田工業地帯など、沿岸部に大規模な工業地帯が開発されており、市の経済発展に大きく寄与し、多くの雇用を創出しています。
坂出市は、特産品も豊富です。
真っ赤でキュートな「小原紅早生」というみかんは、果皮も果実も赤みが強く、全国一の産地である「金時にんじん」は、柔らかくて甘みが強く、匂いも少ないため、にんじん嫌いの人にも支持されています。さらに、塩田跡の砂地で栽培される「金時いも」は、天然ミネラルがたくさん溶け込んでおり、甘みが強くホクホクとした食感が特徴です。