元気 わくや 黄金郷
宮城県涌谷町は、宮城県北部の遠田郡にある町で日本で最初に金が産出された地として有名です。この金は奈良大仏の創建にも献上されました。
涌谷町は小ねぎ、ホウレンソウ、水菜などの野菜の大産地で、特に小ねぎは関東以北で最大の産地。地元で生産される豆腐を使用した「おぼろどうふ汁」は、そのとろけるような食感と優しい味わいで親しまれています。
涌谷町(わくやちょう)は宮城県北部に位置する自然豊かな町で、天平21年(西暦749年)に日本で初めて「金」を産出し、奈良東大寺の大仏建立に大きく貢献した歴史を持ちます。この出来事は万葉集にも記されており、万葉歌人・大伴家持が「すめろぎの 御代栄えんと東なる みちのく山に 黄金花咲く」と詠いました。2019年には、この産金の歴史をテーマにした「みちのくGOLD浪漫―黄金の国ジパング、産金はじまりの地をたどる―」が文化庁から「日本遺産」に認定されました。
毎年春には「わくや桜まつり」が開催され、ソメイヨシノやしだれ桜、山桜などが咲き誇り、祭り期間中は桜並木と城山公園内の桜がライトアップされ、夜桜を楽しむことができます。また、最大975kgの重量をのせたそりを引き、人馬一体となって2か所の障害を駆け上がる全長120mの東北馬場競技大会も開催されます。