日本の心が育つまち
大分県臼杵市は、大分県の東海岸にある市で、豊後水道に面した臼杵湾に臨んでいます。緑の山々や肥沃な大地、そして豊かな自然環境に恵まれた臼杵市は国宝の臼杵石仏や二王座歴史の道など、歴史と文化が色濃く残る城下町でもあります。
臼杵市は醸造業が盛んで、味噌や醤油を中心に江戸時代末期から主要産業として発展し、西日本一の規模を誇ります。近年では消費者ニーズに合わせ、ドレッシングなど新たな調味料の分野も好調。また、昔ながらの酒造法による地酒や焼酎が醸造されており、清らかな水を利用した酒は県内外で高い評価を受けています。
臼杵市の基幹産業の一つである造船業は、鋼船やアルミ船などあらゆる素材の船舶を建造しています。近年では工場見学なども人気。
臼杵湾は海洋条件と資源に恵まれ、古くから沿岸集落で漁業が営まれてきました。特にふぐは一年を通じて楽しむことができ、うすきふぐのふぐ刺しはその透明感と身の厚さが特徴。また、「かぼすブリ」は特産のカボスを餌に加えて育てる新しいブランド魚でさっぱりと臭みの少ない肉質。
さらに、タチウオの一本釣り漁も盛んで、豊後水道で漁獲されたタチウオは脂分に富み、身が引き締まっていて美味しいと評判です。
農業も盛んで、西日本有数の生産を誇る葉たばこや夏秋ピーマン、カボス、ニラ、イチゴ、甘藷(甘太くん)、トマトなどが栽培されています。特別栽培米の「吉四六(きっちょむ)米」、地域特産米「たまごのおこめ」の生産も進められています。
また、臼杵市では様々な支援制度を設けています。新婚世帯の補助や子育て世帯の住宅取得補助、多世代同居(二世代・三世代)住宅支援補助、家や宅地を探すための空き家・空き地バンク制度など、世帯の状況に合わせた支援が行われています。