大分県は、南部に九州山地が連なり、北東部には瀬戸内海に突き出す形で国東半島があり、中津平野や大分平野が広がります。
火山が多いことから温泉地が多く、温泉の源泉数・湧出量はともに日本一。「おんせん県おおいた」として、知られています。
国内最大の地熱発電や、国内最大級のメガソーラーが稼働しており、再生可能エネルギー自給率が国内首位。
大分県は、変化のある地形と気候を活かし、米や麦、園芸作物など多様な農作物が多く生産されています。カボスの生産量は全国1位で、銀杏の生産は全国2位。
また、干しシイタケ（どんこ）の生産量も全国1位。
水産業では、北部沿岸が潮流が早くプランクトンが豊富な漁場であることから、関サバ、関アジなどのブランド魚が知られます。
また日出町の汽水域でとれるカレイやクルマエビ、ブリ・ヒラメの養殖なども盛ん。
中部沿岸には大規模なコンビナートが整備されていて、石油産業などが集積するほか、鉄鋼工業などが盛ん。
中津市の自動車、杵築市の精密機械、臼杵市の食料品、佐伯氏の造船など、臨海部中心に工業が発達。
「おんせん県」として観光業が活発。別府と湯布院はとくに有名で、海外からの観光客も多く訪れます。
阿蘇くじゅう国立公園、暁嵐（ぎょうらん）の滝、湯けむり展望台、別府鉄輪地獄温泉ミュージアムなどの観光資源も多く、多くの観光客が訪れます。
山国側の上流、中津市の耶馬渓は、火山が生み出した奇岩がつくる美しい渓谷で、こちらも人気。
ご当地グルメでは、中津唐揚げ、取る点、手延べ団子汁、りゅうきゅう、ぶりのあつめし、地獄蒸しなどが有名。お土産では、柚子胡椒、南蛮菓子ざびえるが人気。
