歴史かおる文化の町
矢掛町は岡山県の南西部にある町です。かつては江戸時代の参勤交代で旧山陽道の宿場町として栄えた歴史と文化が色濃く残ります。美しい山々と清流に恵まれた自然環境の中で、高品質な果物、米、野菜の生産が行われています。また、就農支援にも積極的に取り組んでいます。
小田川とその支流である美山川に広がる矢掛町は、豊かな水源に恵まれており、稲作が盛んです。主食用米としては、味、つや、香りが良く、年間を通して安定した品質を保つ「ヒノヒカリ」を中心に、「コシヒカリ」や「アキタコマチ」といった人気品種が生産され、出荷されています。
また、温暖で晴れの日が多く、太陽の恵みをたっぷり受けたフルーツの生産も盛んです。梨やぶどうをはじめ、イチゴも出荷されており、岡山特産の品種が揃っています。小田地区山ノ上では、標高が高く霧の上で柿を干すことができるため、干し柿作りが盛んです。
秋になると、山ノ上地区の干柿栽培用ビニールハウスには鮮やかな朱色の柿すだれが連なり、美しい農村風景が広がります。
また、矢掛町ではアスパラガス、リーキ(西洋ネギ)、ジャンボにんにく、自然薯をはじめ、なばな、キャベツ、キュウリ、ズッキーニ、タマネギ、バターナッツ(かぼちゃ)など多種多様な農産物が生産されています。町内の直売所では、季節ごとに新鮮でおいしい野菜が豊富に揃い、地元の味を楽しむことができます。