日本で最もうつくしい村
新庄村は岡山県の西北端にある「日本で最も美しい村」です。また、「三百選の里」としても知られています。かつては出雲街道の宿場町として栄えた新庄宿は、古き時代の風情を今に伝える魅力的な村です。
新庄村を取り囲む大自然は豊かな恵みをもたらし、村では自然や地域資源を活用しながら環境を保全する取り組みが行われています。
新庄村の昼夜の温度差は、美味しい餅米の生産に理想的な環境を提供します。有機堆肥に恵まれた大地、澄んだ空気が育む特産品の餅米「ヒメノモチ」は、きめ細かく、伸びがあり、真っ白で、コシが強く、冷めても柔らかい特長を持っています。
このヒメノモチを使用したクラフトビールも開発されていて、もち米特有の甘さが楽しめると人気です。道の駅「がいせん桜 新庄宿」で販売されていますので、新庄村を訪れた際には、是非味わってみてください。
気温の高低差が色を鮮やかにするリンドウや、深山のエメラルドと称されるサルナシなども特産品で、有機農業サポートセンターを中心に、土づくりからこだわった身体に優しい野菜作りに取り組んでいます。
また、新庄村は古くから和牛の産地としても栄えており、現在も家畜は村の基幹産業となっています。有機農業との連携を深め、土づくりから販売までの好循環を目指した仕組みづくりや環境への配慮が期待されています。
林業も新庄村の基幹産業であり、従来の原木出荷だけでなく、森林資源を再活用することで新たな雇用を創出するビジネスモデルを目指しています。今後は、県内で初めて認定された森林セラピー基地を活かし、グリーン・ツーリズムやエコ・ツーリズム、自然環境学習の拠点化を進めていきます。