瀬戸内市の特徴
豊かな自然と歴史を活かした交流と創造の都市
瀬戸内市は岡山県の南東部にある市で、岡山市に隣接しています。東と南は瀬戸内海に面しており、緑豊かな丘陵や美しい海岸線など、自然の恵みが豊かな町です。市内を赤穂線が通り、岡山ブルーラインが東西に横断しており、さらに国道2号線が北側を通るなど交通の利便性が高いため、住宅整備や企業立地も進んでいます。
瀬戸内市はこんなとこ
瀬戸内市は、瀬戸内海国立公園を形成する海や海岸線をはじめ、西日本最大級のヨットハーバーなどもあり、美しい景観が広がっています。農業はもちろん、沿岸漁業や牡蠣の養殖も盛んです。
瀬戸内市は、大きく牛窓地域、邑久地域、長船地域に分かれます。
牛窓地域
瀬戸内市牛窓町にあるオリーブ園は、山の斜面10ヘクタールに約2,000本のオリーブの木が植えられています。山頂に広がる展望台からは、四国の山並みや小豆島など、多島美の瀬戸内海を一望できます。
傾斜面を利用した野菜栽培が盛んで、白菜、キャベツ、カボチャ、冬瓜などが主に栽培されています。最近では、レモンの生産拡大や新しいキャベツ品種「寒・感・甘藍」の栽培にも取り組んでいます。漁業は小規模な沿岸漁業が主体ですが、養殖も順調に進んでおり、全漁獲量の約7割を占めています。
邑久地域
邑久地域は瀬戸内海に面した東南部にあり、西端を南北に流れる吉井川と、中央部の千町川との間に広がる千町平野があります。長島や木島などの島々があり、瀬戸内海国立公園に指定されています。
農業は、温暖な気候と県都岡山市に近いという条件を生かし、米やビール麦、野菜、ピオーネ、レモンなどが生産されています。漁業では、虫明湾での牡蠣の海面養殖が盛んで、「岡山かき」のブランドで出荷されています。
工業については、電子部品、工業用ゴム、印刷、食品加工などの工場が進出しています。
長船地域
長船地域は、吉井川の豊かな水と肥沃な農地に恵まれ、米や麦、酪農が中心でしたが、近年では非主食用米や大豆などへの転換が進められています。
工業では、長船や服部の各工業団地を中心に、印刷、食品加工、教育関連の企業が進出しています。
また、この地域は日本一の生産量と質を誇った備前刀の地であり、「備前長船刀剣博物館」がその象徴となっています。
