自然の恵みに育まれ、人と共に生きる自立発展のまち
吉賀町は、島根県の西南端部にある町で、西中国山地の脊梁地帯に広がる町です。かつては津和野街道の宿場町として栄え、現在では中国自動車道の六日市ICと国道187号線が交差する交通の要衝となっています。周囲を1,000m級の山々に囲まれた緑豊かな田園峡で、美しい自然に恵まれています。
吉賀町内を流れる高津川は、本流にダムが一つもない全国でも珍しい一級河川であり、国土交通省の水質調査で何度も日本一に選ばれています。「平成の名水百選」に選ばれた高津川の水源である一本杉の湧水がある吉賀町は、ゴギやヤマメなど貴重な淡水魚類の宝庫です。
吉賀町には、豊かな自然景観が広がっており、「日本の棚田百選」に認定された大井谷の棚田や、山陰唯一のコウヤマキの自生林、長瀬峡などがあります。地域資源を生かしたイベントや伝統芸能も盛んで、カタクリ、彼岸花、シャクナゲなどの季節の花々が楽しめます。
また、吉賀町では、地元の家庭や農家、そして知識豊かな古老の方々との交流を通じて、四季折々の田舎の暮らしを体験するプロジェクトを行っています。季節ごとに異なる活動を体験することができ、春には山菜採り、夏には川遊びや星空観察、秋には栗拾いや紅葉狩り、冬には雪中散歩やこたつでの団欒など、年間を通じて多彩なプログラムが用意されています。