富士山のふもと しあわせを実感できるまち ふじ
富士市は静岡県東部にある市で、富士山と駿河湾の豊かな自然に恵まれています。東京までのアクセスも良好で、東海道新幹線を利用すれば約70分(品川へは最短で54分)で到達可能です。市内には新幹線で通勤・通学する人々も多く見られます。
富士市は東海道の吉原宿として栄え、明治期には手すき和紙工場が設立されました。これが産業のまちとしての発展の始まりであり、やがて製糸業を基盤とした「紙のまち」として発展しました。現在は、特に衛生用紙(トイレットペーパー、ティシュなどの家庭紙)においては国内屈指のシェアを誇っています。
さらに戦後から高度経済成長期には、化学工場や輸送用機械の工場が次々と進出し、バランスの取れた産業構造を持つ工業都市として成長しています。
さらに、富士市では豊富な湧水を利用した紙産業をはじめ、農業、林業、漁業などが活発に行われています。特産品としては、お茶、田子の浦しらす、富士梨、キウイフルーツ、ご当地B級グルメのつけナポリタンなど、富士山と駿河湾の恵みが豊富です。
近年、富士市は新素材セルロースナノファイバー(CNF)の普及啓発にも力を入れ、県内有数の「ものづくりのまち」として発展を続けています。
富士市の住民は、ドアを開ければ富士山の眺望が楽しめ、水道の蛇口をひねれば富士山の美味しい水が毎日供給されるという、富士山の恩恵を日々感じながら生活しています。過ごしやすい温暖な気候で、雪はほとんど降らず、富士山に守られているかのような環境です。夏は暑すぎず、冬は寒すぎず、快適な気候が特徴で、特に市街地ではほとんど雪が降りません。