みんなでつくる わのまち 能代
能代市は秋田県北西部にある市で、北には世界自然遺産の白神山地が連なる「白神山地の玄関口」として知られています。西は日本海に接し、市内を一級河川「米代川」が流れる自然豊かな町です。歴史的には日本海交易の要衝として栄え、地域で守られ継承されてきた郷土芸能が数多く伝わっています。
能代市には、砂防林として沿岸部に植樹された黒松林の「風の松原」、桜や紅葉が四季折々に彩る県立自然公園「きみまち阪」、天然秋田杉の群生する「仁鮒水沢スギ植物群落保護林」など、名所が豊富にあります。
秋田杉の産地としても名高く、かつては「東洋一の木都」と称され、多くの製材工場が立ち並んでいました。その歴史や技術は今も息づいています。
能代市の農業は、白神山地のミネラル豊富な天然資源を活かした稲作が中心です。そのほか、ネギ、山ウド、みょうがといった野菜の産地としても知られています。
能代港周辺では豊かな海の恵みを受け、アジ、キス、カレイ、クロダイなど、多種多様な魚種が豊富です。
1万5000発の花火が夜空に打ち上げられる「能代の花火」は、本格的な夏の始まりを告げます。阿倍比羅夫や坂上田村麻呂と蝦夷との戦いが起源とされ、1000年以上の歴史がある「役七夕」や日本一の高さ(24.1m)を誇る大型城郭灯籠「天空の不夜城」など、多くの見どころがあります。