ほんものが息づくまち さんのへ
青森県三戸町は青森県三戸郡の南端にある町です。古くから三戸郡の中核として栄えてきました。岩手県との境にあり、豊かな自然と歴史的な遺産が魅力です。
三戸町の三戸城跡城山公園は、国の史跡に指定されており、戦国時代にこの地を治めていた南部氏の城跡です。
南部氏は、聖寿寺館(現在の南部町にある)を焼失した後、この高台に城を移し、三戸城としました。現在、城山公園として整備されているこの地は、歴史を感じることができる貴重なスポットであり、春には桜が美しく咲き誇り、多くの観光客や地元住民で賑わいます。
三戸町には「関根の松」と呼ばれる伝承があります。慶長の頃(1596~)、三戸南部家に仕えていた一戸兵部綱定が、一戸から三戸へ屋敷を移す際に移植した松のことです。この松は、三戸町の歴史や南部家に仕えた武士たちの物語を今に伝える象徴として、地元住民に大切にされています。