四国のまんなか人がまんなか 手をつなぎ、明日をひらく元気都市
愛媛県四国中央市は、愛媛県東端にある市で、紙・パルプ、紙加工製品の製造が盛んな「日本一の紙のまち」として知られ、工業出荷額の八割強を占める「紙関連産業都市」です。古くから「お札と切手以外は何でも揃う」と言われるほど、多種多様な紙製品がこの地で生産されています。
市街地は瀬戸内海に面しており、法皇山脈と四国山地に挟まれた位置にあり、町、海、山と多様な景観を楽しむことができます。
四国中央市は、紙製品以外にも多種多様な特産品があります。特に有名なものには、水引細工、赤石五葉松、里芋、山の芋(つくね芋)、えびちくわ、いりこ、新宮茶、霧の森大福、二六焼、手漉き和紙、地酒、紙製品などがあります。
新宮茶は、その香りの良さで高く評価されている四国中央市の特産品です。村の特産品作りのために、当時の村長である石川重太郎さんは、静岡からお茶の種を取り寄せて村内農家に配布し栽培を奨励しました。これが新宮で初めての畑地茶栽培の始まりです。味は滋味豊かな野生的な渋みがあり、色は淡い黄色が特徴です。平成12年に中国の浙江省杭州市で開催された第2回国際銘茶品評会・緑茶の部では、脇製茶場の『希物』が国際銘茶として金賞を受賞しました。