清流とほたる 砥部焼とみかんの町
砥部町は、愛媛県中央部にある町で、240余年の歴史を持つ国の伝統的工芸品「砥部焼」の産地として有名です。江戸時代から焼き物の町として発展し、愛媛県の無形文化財にも指定されています。町内を縦貫する国道33号により、松山と高知へのアクセスが良く、松山市のベッドタウンとしても発展しています。
砥部町には、西日本屈指の規模を誇る愛媛県立とべ動物園や、遊びと創造のシンボルであるえひめこどもの城、愛媛県の総合運動公園などの大規模施設があり、子育て世代にとくに選ばれている町です。
砥部町は、特産品も豊富です。
「砥部焼」は、約250年の歴史を持つ国の伝統的工芸品で、県の無形文化財にも指定されています。この磁器は素朴で温もりがあり、丈夫で実用性も高いです。最近では、カラフルな色合いやブローチ、ヘアーアクセサリーなども人気です。
「七折小梅」は七折地区で栽培され、種が小さく果肉が多いのが特徴です。酸味が少なく香りが良いこの梅は、手摘みで丁寧に収穫され、梅干しやシロップに加工されています。
広田地区で育てられた「じねんじょ」は、味、風味、粘りが格別で、乾しいたけは独特の風味と香りが楽しめます。この地区の「高原野菜」は、標高500メートルの冷涼な気候を活かし、甘みが増して品質が長持ちします。
砥部町では夏の風物詩として「流しそうめん」や「たらいうどん」が楽しめます。「坪内家流しそうめん」は、江戸時代の旧庄屋邸宅「坪内家」の大井戸周辺で楽しむことができ、特製手づくりだしで味わう絶品の流しそうめんは一度は試してみたい逸品です。