まぁるいまち みのかも
美濃加茂市は、岐阜県の中南部にある市で、名古屋から1時間です。市内には大型商業施設や大手企業の工場が立ち並ぶ工業団地があり、さらに農業も盛んで、地元産のおいしい野菜や果物が豊富です。
特産品として約1000年の歴史を持つ「堂上蜂屋柿」は、伝統と技術を受け継ぎ、全国でも有名な地域食品ブランドとして高く評価されています。「堂上蜂屋柿」は日本一の干し柿で、千年以上の歴史を持ち、歴代将軍にも献上された逸品です。1904年のセントルイス万博での金牌獲得をはじめ、国内外の品評会で数多くの賞を受賞し、2007年にはスローフードインターナショナルの「味の箱舟」にも認定されています。
飛騨牛は、きめ細やかで柔らかく、とろける芳醇な香りと味が特徴です。さらに粘土質の土壌と飛騨川が育む大粒の米「幻のお米ハツシモ」も美濃加茂市の自慢です。
美濃加茂市の太田地区は、美濃太田駅南に位置する中山道太田宿で、江戸時代に宿場として栄えた面影を今も感じることができます。中山道51番目の宿場である太田宿は、「姫街道」とも呼ばれ、皇女和宮など多くの女性が行き交ったことで知られ、本陣門や脇本陣、古い旅籠が残り、ノスタルジックな町並みを散策することができます。
茂野地区では、近年、若い世代の転入が多く、子どもたちの笑顔が町中にあふれています。夏の風物詩「弁財天池まつり」では、池を狂俳灯ろうが囲み、たくさんの提灯を吊るしたいかだが水辺を漂います。