アポイの樹風(こかぜ)呼ぶまち
北海道様似町(さまにちょう)は、日高山脈の南西部にある町。前面にはコバルトブルーに輝く太平洋が広がります。沿岸には親子岩などの奇岩が立ち並び、東部には標高810mのアポイ岳が鎮座しており、北海道の中では積雪も少なく温暖な町です。
様似町は『アポイ岳ジオパークのまち』として知られ、地球の歴史と自然の宝庫です。雄大な山容と奇岩・断崖が続く海岸線が四季折々に美しく、背面にはアポイ岳と日高山脈、前面には紺碧に輝く太平洋が広がります。
主産業は水産業と農畜産業で、春はマス・ウニ漁、夏は昆布漁、秋はサケ漁が盛んで、真つぶ貝、タコ、イカ、カレイ類なども豊富に獲れます。また、夏イチゴの生産は隣接の浦河町とともに日本一の生産量を誇ります。
日高沖の定置網で漁獲される「銀毛鮭」は、中でも網元のこだわりで選び抜かれた大型で美しい銀毛鮭は「銀毛鮭の王様」と称され、最大級の賛辞を受けています。この銀毛鮭の王様「銀聖」から作られる「銀聖いくら」は、北海道日高沖で水揚げされた新鮮な秋鮭から鮮度の良い魚卵だけを使用し、職人がひと粒ひと粒丁寧にほぐして加工した逸品です。