創造とふれあいの都市(まち)・日立
茨城県日立市は、茨城県の北東部ある市で、県内で第3の都市です。地元の誇りである「HITACHI」の発祥地です。明治時代に日立鉱山が開山され、その修理工場を起源とする日立製作所が設立され、市の工業化と経済発展を牽引してきました。日立製作所の日立オリジンパークには、重要文化財として指定されている「5馬力誘導電動機」が保管されています。
「日立」の名は、水戸藩第2代藩主徳川光圀公がこの地方を訪れた際、海から昇る朝日の美しさに「日の立ち昇るところ領内一」と称えたことに由来しています。
市内には国内最大規模のLNGタンクがあり、平成17年に廃線となった日立電鉄線は新たに「ひたちBRT」として運行されています。日立市は「ものづくりのまち」として知られ、高い技術力とイノベーションで日本の工業都市としての地位を築いています。日立製作所や三菱重工業などの大企業が市の発展に大きく貢献しています。
自然環境にも恵まれた日立市は、阿武隈山脈と太平洋の間に位置し、豊かな自然を楽しむことができます。
小木津不動滝、御岩神社、助川城跡公園などが人気の観光地です。また、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「日立風流物」や、日本のさくら名所100選に選ばれた「かみね公園・平和通り」、ウミウの国内唯一の捕獲供給地である「伊師浜国民休養地」など、多くの観光資源があります。
日立市の長い海岸線には6か所の海水浴場が点在しており、伊師浜・河原子・水木の3か所の海水浴場は環境省選定の「快水浴場百選」に選ばれています。伊師浜海水浴場は「日本の白砂青松百選」の一つでもあり、美しい砂浜と松林が魅力です。4月に開かれる日立さくらまつりも有名です。