自然・歴史を活かし、人・地域がかがやく協働のまち
茨城県常陸太田市は、茨城県北部にある市で、県内最大の面積を誇ります。
市の南側は広がる水田地帯、北側は山間地帯といった地形が特徴です。農業では、米を中心に秋そば、巨峰や常陸青龍といったブドウ、幸水、豊水、秀玉といった梨などが生産され観光農園も多くあります。
常陸太田市は平安時代末期から豪族佐竹氏の拠点となり、また、江戸時代には徳川光圀公が晩年を過ごした地でもあり、黄門神社や阿弥陀寺、西山御殿など、水戸徳川家関連の史跡が数多く残っています。
常陸太田市は、その総面積の65%を占める森林から湧き出す水が、市北部の山林から南部へと流れ、里川・山田川・源氏川・浅川・茂宮川などの清流となり、すべての川が久慈川へと注ぐ自然豊かな地域です。この清流を利用した良質な米づくりが盛んに行われています。
また、秋そば、ブドウ(巨峰や常陸青龍)、梨(幸水、豊水、秀玉)なども生産されていて観光農園も多く、地域住民や観光客に愛されています。秋になると、甘くて美味しい「ぶどう」と「梨」を求めて、多くの観光客が市内の果樹園を訪れます。
また、「常陸の輝き」というブランド豚は、その柔らかさ、旨味、香りの良さで知られています。
常陸太田市は、そばの産地としても有名で、「常陸秋そば」というブランド種で知られます。そば打ち体験や新鮮なそばを味わえる店も多く、そば職人や全国のそば通からも高い支持を得ています。「常陸秋そば」は、その香りの高さと豊かな滋味が特徴で、厳しい選抜育成と種子の管理によって磨きあげられたものです。
常陸太田市の観光スポットの一つに、竜神大吊橋があります。この吊り橋は、歩行者用として国内有数の長さを誇り、全長375メートルです。竜神大吊橋は、渡橋者が800万人を超え、バンジージャンプでも有名です。