『創造の器』に 未来かがやく 益子町
栃木県益子町は、なだらかに広がる田畑と小高い山や丘が点在する、美しい自然に囲まれた町です。いちご、梨、ぶどう、りんごなどの果樹が四季の恵みとして里を彩り、国指定をはじめとした寺社仏閣やカフェ、パン屋、酒蔵なども多くあり、幅広い世代の観光客に人気の観光地です。
益子町は、その豊かな自然環境の中で陶芸や工芸、農業が盛んに行われています。
特に有名なのが「益子焼」で、この町の代表的な特産品です。益子焼は江戸時代末期に大塚啓三郎が笠間での修業を経て地元に窯を築いたことから始まり、現在も多くの陶芸家が益子町に窯を構え、各々が独自の作風を追求しています。
毎年春と秋には「益子陶器市」という大規模な陶器市が開催され、全国から多くの観光客が訪れます。このイベントでは、様々な益子焼を手に入れることができ、陶芸体験や工房の見学も可能です。
益子町の自慢は、里山の豊かな自然と、先人たちから受け継ぎ、磨かれてきた文化です。益子の自然と文化に寄り添い、シンプルだけど質の高い暮らしが体感できる町として、多くの人々が益子での暮らしに憧れて世界中から訪れています。そんな素晴らしい益子を次の世代へと受け継いでいくために、町民一人ひとりが未来に夢を持って生活し、互いに支えあい、新たな文化を創造し続けています。