やすらぎと文化をおりなす千年のまちづくり
平泉町は岩手県南部にある町で、北上川右岸の平坦地に広がっています。町の中心には平泉駅があり、国道4号線とJR東北本線が南北に通っています。東北自動車道も西側を走っており、県都盛岡市から約83kmの距離にあります。
中尊寺金色堂や毛越寺浄土庭園などの世界遺産があることでも知られます。
平泉町は、北上川などの河川沿いの沖積地や山地の暖斜面を活用して、古くから「米作プラス商業的畑作」という複合経営が行われています。
特産品としては、南部鉄器が挙げられます。
岩手名産の南部鉄器は、北上山地から採れる鉄、木炭、粘土、北上川の川砂などの豊富で良質な天然資源を背景に育まれてきました。「奥州市」と「盛岡市」の二つの地域が、それぞれの歴史と工人たちの手作り技術を継承し、特に「南部鉄瓶」と「湯釜」にその技が生かされています。
平泉町はまた、「どぶろく特区」であり、町内で生産される「ひとめぼれ」米を使用し、さっぱりとした飲み口のどぶろくを生産しています。
平泉町では、若者や移住者を支援するための空き家住まい支援事業費補助金制度を設けています。
この補助金は、空き家バンクに登録された空き家を購入または購入して改修する若者世代(39歳以下)や県外からの移住者を対象とし、その経費に対して予算の範囲内で補助を行うものです。補助を受けるためには、町内で5年以上継続して居住する意思があること、町税等の滞納がないこと、暴力団員でないこと、改修に関して他の補助金を受けていないことなどの条件を満たす必要があります。