やすらぎとにぎわいの輪が協奏するまち
鹿児島県志布志市は、鹿児島県の東部で志布志湾の湾奥ほぼ中央にある市です。
温暖な気候と黒潮海流の恩恵を受け、特産品の宝庫として知られています。
志布志湾では黒潮海流に面した豊富な魚介類が水揚げされ、畜産も盛んです。志布志市では「鹿児島黒毛和牛」や「鹿児島黒豚」、多くの野菜や果物など、多種多様な農畜水産物が生産されています。
霧島山系のシラス台地で長年にわたり濾過された地下80メートルから汲み上げた地下水で育てられた「うなぎ」は、臭みが少なく、ふっくらとした食感が絶妙な逸品。鹿児島県は養鰻生産量日本一を誇り、国内で流通する国産養殖ウナギの約4割が鹿児島県産ですが、その中でも志布志市は県内生産量No.1を誇ります。
全国生産量1位を誇る「さつまいも」の産地としても有名で、特に「紅はるか」という品種が人気です。このさつまいもは焼き芋にすると糖度が60度まで上がるほど甘くなります。
また、「なつほのか」という米も、「美味しく安全な米づくり」を追求し、害虫などの生態を勉強しながら環境保全型の農業スタイルで栽培されています。このような手間隙を惜しまない取り組みが、志布志市の農産物の品質をさらに高めています。
さらに、志布志市ではメロンやイチゴの栽培も行われており、栽培期間中は化学肥料を一切使わず、定期的な土壌分析に基づいて不足している養分をミネラル分豊富な有機質肥料で補っています。これにより、安全で高品質な果物が生産されています。
また、志布志市といえば芋焼酎も見逃せない特産品。3つの蔵元では、本格芋焼酎を製造しています。さっぱりとした口当たり、ふくよかな芋の余韻が心地よくフルーティな味わいが癖になります。二日酔いにもなりにくいと言われています。