マイホームタウン ゆのまえ
湯前町は熊本県南部にある町で、田園風景の中をローカル線がゆっくりと走るのどかな町です。
明治の面影を今も残す石造りの橋「下町橋」は、季節ごとに美しい姿を見せる橋として知られます。
湯前町は熊本県の南部にあり人吉市から24kmの距離にあります。
球磨盆地の東端にあり、東は宮崎県児湯郡西米良村と九州山脈で接し、西は多良木町大字久米、北は球磨川流域で水上村と隣接しています。
主要な交通手段として、国道219号線が町の中心部を東西に貫き、国道388号線も北側を走っています。また、これらの国道を軸として4つの県道が隣接町村を結んでいます。
豊かな緑と水に恵まれた湯前町は、農林業が基幹産業であり、美味しい米を育てるための環境整備が地域住民の力によって進められてきました。各集落では道路や水路の維持管理が行われ、特産品は、その自然豊かな環境から生み出される逸品が揃っています。
「豊永蔵・酔って候」は、自然農法で栽培された米を原料に、昔ながらの製法で丹精込めて醸造されたお酒です。この酒は、米の風味を活かした深い味わいが特徴です。
また、「極楽・ごくらく」は清酒と同じ製法で造られた麹と、200年の歴史を持つ井戸水を使用して醸造されるお酒です。
さらに、「市房漬け」は地元産の原材料を使用し、防腐剤や着色料を一切使用しない手作りの漬物です。
「手打ち刃物」は伝統的な技術で一本一本手作りされ、丁寧に仕上げられています。
使い手の手に馴染むように作られており、その高い品質と耐久性で長年にわたり愛用されています。
近年では、人吉球磨地域の日本遺産認定や幸野溝の世界かんがい遺産登録、下里大師堂の熊本県指定文化財移行など、多くの文化財が注目されています。城泉寺(浄心寺)、八勝寺、宝蛇寺、里宮神社といった寺社も多く存在し、球磨焼酎蔵元や観光案内人協会の活動も活発です。