熊本県は、九州のほぼ中央に位置し、北・東・南の三方を山で囲まれ、北西は有明海に面して熊本平野と菊池平野が広がり、南西に向かって宇土半島が天草諸島に続きます。
北東部には世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山があり、中央の中岳は活火山。
沿岸は冬でも暖かく、山に囲まれた内陸とは寒暖差が大きく、山間部は冬には雪が降ることも。
水資源が豊富であることから多様な農作物が生産されていて、トマト、スイカなどの生産量は国内1位。夏みかん、ナス、メロン、いちご、ミカンなどの栽培されていて、特産品のデコポンは、かんきつ類「不知火」のうち一定基準をクリアしたものだけであるとのこと。
沖合から沿岸ではクルマエビ漁や海苔の養殖、湧き水を利用した錦鯉などの観賞魚の養殖も行われます。
また、電子部品・デバイス産業と生産・輸送用機器製造の比重も高くなっています。
熊本市の熊本城は、加藤清正が大修築した名城として知られ、観光の定番。
天草諸島は世界文化遺産である「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つ。日本三大急流の1つである球磨川では、激流下りを楽しむことができます。
ご当地グルメでは、熊本ラーメン、馬刺し、だご汁などが有名。お土産ではいきなり団子、黒糖ドーナツなどが人気です。