風かおる、文楽と石橋の郷 山都町
熊本県山都町は熊本県東部に、九州の真ん中(沖縄を除く)にある町。"九州のへそ"とも称されます。
通潤橋からの放水が、人気です。
標高300~900メートルにあり、冷涼な気候と寒暖の差が大きいため、クリーンな水とミネラル豊富な土壌に恵まれていて、山都町では特に有機農業が盛んです。
有機農業とは、化学肥料や化学合成農薬を使わず、土の本来の力と地域に生息する生物と共生しながら、自然と調和を保ちつつ行われる環境にやさしい農法。山都町は全国でも有機JAS認証事業者が最も多い地域の一つで、多種多様なお米や野菜を年間を通して生産しています。
地元の小中学校では、この有機野菜や有機米を使用した給食が提供されています。この取り組みは、2003年に「山都町有機農業推進協議会」が設立されたことにより強化されました。この協議会は、有機農業の普及を推進し、生産者間の交流や、食に携わる人々と消費者との距離を縮めることを目的としています。
山都町では新たな農業者の育成にも力を入れており、「山都地域担い手育成総合支援協議会」を通じて農業研修から就農までのサポートが提供されています。