年中みかんがとれる町
三重県御浜町は、紀伊半島のほぼ最南端にある、自然豊かな町です。本州の太平洋沿いに広がる七里御浜や世界遺産「熊野古道伊勢路」など、古来より多くの人々が訪れる歴史と祈りの地として知られています。
御浜町の気候は温暖で、特にみかん栽培が盛んです。おいしいみかん作りには年間の平均気温が15℃以上が理想とされますが、黒潮の影響を受ける御浜町は年間の平均気温が17℃で、みかん作りに最適な気候です。さらに、砂地が多く水はけの良い土壌も、みかん栽培に適しています。そのため、御浜町は年間を通じて多様な種類のみかんが収穫される「みかんの町」として知られています。
御浜町は熊野の自然信仰に深い関わりがあり、万物に魂が宿ると考える熊野の人々は、自然に対して畏敬の念を抱き、木や石などにも魂が宿ると信じてきました。御浜のみかんは、「手をかけた分だけ、熊野の自然が応えてくれる」からこそ美味しいのです。
御浜町では、みかん農家を目指す方を応援しています。異なる品種のみかんを作ることで労力を分散し、繁忙期以外は基本的に一人でも作業が可能です。就農するまで、また就農した後も、町役場や農協、農家が継続してサポートを行います。
町の中心地には道の駅や観光案内所があり、地元商店や病院などの施設が集まっています。日常生活に必要なものが揃っていますから、日常生活で困ることはありません。