上北山村

上北山村はこんなとこ

上北山村は古くから林業を基幹産業として発展してきましたが、近年では観光にも力を入れています。
平成28年には「人が自然と共生しながら持続可能な暮らしを目指すモデル地域」として、大台ヶ原や大峯山を中心に上北山村全域が「ユネスコエコパーク」に認定されました。また、「森に育まれ、森に育んだ人々の暮らしとこころ、美林連なる造林発祥の地‘吉野’」として日本遺産にも認定されています。

深い緑に包まれた上北山村では、その自然から生まれる素材を活かして、様々な名物や特産品が生まれています。山里ならではの素朴な味わいや手作りの品々が訪れる人々に好評です。

トチ餅は、上北山村で採れるトチの木の実を昔ながらの製法で餅に加工したもので、自然食ブームの中、甘さを抑えた自然の味わいが評判です。
アメノウオ（アマゴ）は渓流の女王と呼ばれ、昭和45年から西原地区で養殖が始まり、安定した生産が行われています。カンロ煮や姿寿司などに加工され、その素朴な美味しさが人気です。

ゐざさ寿司は、奥吉野上北山ならではの自然の野趣と素朴さを感じさせる一品で、青々とした笹の香りに包まれたさけと寿司の風味が郷愁を誘います。
吉野杉箸は、樹齢80年～100年の吉野杉から柱や板などで切り取った残りの木材を利用し、一つ一つ丹精を込めて作られています。独特の香りを持つ風雅な高級杉天そげ箸「吉野杉箸」は薬品を一切使用しておらず、その商品の良さを一度試して頂ければ、その魅力がすぐに分かる逸品です。

上北山村では、結婚や定住を促すために、結婚したカップルには35万円が支給され、新生児には最大10万円、満1歳から18歳までの子どもには毎年10万円が支給されるなど、充実した子育て支援策があります。さらに、「上北山村お試し住宅」を通じて、移住を検討する人々が一定期間村での生活を体験できるようにし、地域とのミスマッチを防ぎながら定住へと繋げる努力をしています。