自然と人びとが幸せに暮らす町
大台町は三重県の中部にある町で、西側は奈良県の川上村や上北山村と接しています。日本三大峡谷の一つである大杉峡谷を境界とし、ほぼ全域が山林に覆われた自然豊かな町です。町内を流れる宮川は、その源流が大台山系にあり、国土交通省の水質調査で過去11回日本一に選ばれた清流で、鮎釣りや水遊びで人気です。
宮川上流域にある町の西部は、標高1,000m級の山々に囲まれた純山村地域であり、宮川中流域に広がる東部は、茶畑や田んぼが点在する農村地域です。日本の滝百選にも選ばれている「七ッ釜滝」をはじめ、六十尋滝や滝頭不動滝など、多くの美しい滝があり、大台町全域がユネスコの生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)に指定されています。
町の基幹産業は、西部地域の林業と東部地域のお茶です。
大台町のお茶は全国茶品評会で幾度も優秀な成績を収めており、葉肉が厚く、三煎目でもコクと香りが持続するのが特徴です。
林業も町の主要な産業の一つであり、森林組合や第3セクター方式の林業会社が多く存在します。トヨタ自動車が当地の山林を所有し、林業に関わるようになったことも、大台町の山林の優秀さを証明しています。
大台町の特産品では、奥伊勢の柚子ドリンク「ゆずっこ」も人気で、柚子のアロマと優しい甘みが特徴で、爽やかなのどごしを楽しめます。また、「ゆずっこサイダー」は、生絞り柚子が香る炭酸飲料で、爽やかな甘みが楽しめる逸品です。