奈良県は、紀伊半島の真ん中に位置する内陸県。奈良盆地以外は山に囲まれており、中央を吉野川が流れます。紀伊山地の南部は温暖で雨が多く、奈良盆地のある北部は雨が少ない特徴があります。
県民の大部分は北西の盆地部で居住しており、大阪や京都への交通利便性が高いことから、県外就業率も高くなっています。
奈良県の中央にある吉野山は、春は桜で彩られ、冬は美しい雪で白く覆われることから、古くから歌に詠まれており、百人一首の「朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪」などが有名。
農業では、米、野菜、果物などが広く栽培され、正岡子規の「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」で有名な柿の生産量は全国2位。
建物へのこだわりが強く、りっぱな家が多いことで知られ、大阪の食い倒れ、京都の着倒れに対して「奈良の建て倒れ」という言葉もあるほど。
国宝の数は、東京都・京都府に次いで3位。
石舞台古墳、高松塚古墳、キトラ古墳のある明日香村は、レンタサイクルで回るのがおすすめ。日本初のケーブルカーで巡る生駒山上遊園地も人気。
宿泊施設の客室不足が課題となっていましたが、ホテル誘致が積極的に進められ、外資系高級ホテルが開業しました。
