輝きと潤いを みんなで築く 水辺の里
河合町は奈良県北西部、奈良盆地西部にある町で、大都市圏へのアクセスが良い住宅都市として発展しています。縄文時代以降の各時代の遺跡が残されていることでも知られます。、
西名阪自動車道、JR大和路線、近鉄田原本線が走り、大阪や名古屋方面を結ぶ交通の要所となっています。特産品としては、イチゴやブドウなどの果実が有名で、それらを使用したスイーツもカフェなども開発されています。
明治以降、河合町では果樹栽培やその商品化、灌漑水路網の整備など、奈良県下でも最も進んだ農業が営まれてきました。大規模なぶどう園づくりは、町の本格的な開拓事業とともに、大正期に始まりました。
河合町では、荒廃農地を活用するために平成27年から「たんぼの楽耕(がっこう)」事業を開始しています。この取り組みは、河合町内外の住民や就農希望者を対象に、水稲や野菜の植え付けから収穫までを共同作業で行うもので、農作業を通じて荒廃農地の解消と参加者の交流の場を広げています。
参加者の募集は、町内外の農業初心者や就農希望者などが参加しています。参加コースには、参加者が共同で作業する入門編の「一般体験コース」、一般体験コースを経験した方が個人で好きな野菜を栽培する「独立畑コース」、米作りを本格的に学びたい「本格的な米コース」の3つがあり、農業に興味のある方がステップアップできる体制を整えています。