原風景が残る「てるしの」の島
沖縄県伊平屋村は沖縄県の最北端、東シナ海に浮かぶ離島村です。
那覇市から北方に117km、フェリー発着の今帰仁村運天港から41.1kmの距離にあります。沖縄県の有人島としては最北端で、年間を通じて温暖な気候が特徴。水産業と農業を基幹産業としています。
島は珊瑚礁に囲まれた豊かな自然を有し、琉球王統第一尚氏の元祖屋蔵大主を輩出した歴史と伝統文化を色濃く残しています。村の面積は21.72平方キロメートルで、人口は約1300人と小さな村ですが、「うるおいと活気あふれる楽しい村づくり」を目指して、環境保全や地域活性化事業など、さまざまな施策を展開しています。
また、伊平屋村では、近年、村の活性化を図るために、島の自然や歴史文化などの地域資源を活用した体験型観光振興に力を入れています。観光やレジャーのニーズの多様化に応じて、新たな価値観が生まれ、地域の観光資源として重要になっています。
基幹産業である農業ではさとうきびや稲作が、漁業ではもずくや養殖が主力。商工業や観光産業も地域特性を活かして振興されており、新たな産業の創出を目指しています。