島人とのふれあい・やさしさ・あふれる島
渡嘉敷村は、沖縄本島の那覇市から西方約40kmに点在する慶良間諸島の一部で、最大の渡嘉敷島や前島など14の島々からなります。渡嘉敷村は、亜熱帯の色とりどりの花々が野山を彩り、青く透き通った美しい海には色とりどりのサンゴが生息し、熱帯魚が泳ぐ自然豊かな村です。
渡嘉敷島は那覇から高速船で約40分と近くにありながら、世界的にも美しいサンゴの海を誇ります。この海は"ケラマブルー"と称され、その透明度の高さから多くの観光客が訪れます。特に冬になると、ザトウクジラが子育てと繁殖のために訪れ、豪快なパフォーマンスが見られます。
前島はかつて人が住んでいましたが、台風災害や自然条件の厳しさから昭和37年12月までに全員が沖縄本島へ引き上げ、現在は無人島となっています。山深く渓谷が多いため水量が豊かで、古くから稲作が行われていました。
渡嘉敷島の海岸線の大部分と儀志布島、離島、黒島、ハテ島、中島、城島等の無人島が沖縄海岸国定公園区域に指定され、自然環境の保全が図られています。豊かな自然と美しい海、そして温かい人々とのふれあいが渡嘉敷村の魅力をさらに引き立てています。