温もりの海郷 渡名喜
渡名喜村は、沖縄県の島尻郡に属する村で、渡名喜島と入砂島の二島から構成されています。面積は沖縄県で最も小さく、日本で二番目に小さい自治体です。渡名喜島へのアクセスは、那覇または久米島からのフェリーを利用します。フェリーは毎日午前中に上下一便が運航されています。那覇からの日帰り旅行も可能です。
渡名喜村では、漁業が自立的発展に重要な役割を果たしており、島の個性を活かした魅力的な漁業の振興に積極的に取り組んでいます。漁業基盤の整備、居住環境の確保、活性化対策の強化など、多面的な支援策が展開されています。沿岸漁業が主で、近海に設置したパヤオを中心にカツオやシイラ、マグロなどが水揚げされています。
農業においては、リュウキュウガネブや長命草、ハマゴボウなど、薬効のある在来品種の生産に力を入れています。新旧の農業従事者が島の個性を活かした魅力的な農業の振興に積極的に取り組めるよう、居住環境の整備から生産・流通・販売に至るまで、多面的な支援が行われています。
主要農産物であるもちきび、島にんじん、島らっきょうなどを栽培しており、特にもちきびは渡名喜ブランドとして高い評価を受けています。