滋賀県は、中央に近江盆地と県面積の約6分の1を占める琵琶湖が広がる内陸県。県内は、湖北(長浜市など)、湖東(彦根市など)、湖南(大津市など)、湖西(高島市など)に4区分されます。北から時計回りに、福井県・岐阜県・三重県。京都府に接します。日本海側気候と瀬戸内式気候が重なり、海洋性気候の特徴がありますが、琵琶湖の影響もあり、全体的に穏やかな気候が特徴。
古くから水運での日本海と髪型の中継点にあたり、東西南北を結ぶ交通の要衝として栄え、江戸時代には近江商人が生まれました。
近江商人は、「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」の精神で、伊勢商人(三重県)、大阪商人(大阪府)と並ぶ、日本三大商人と言われます。
大都市に近い交通の要衝であることから、商工業が活発で、現在も第2次産業の比率は国内トップ。
戦前から繊維工業などが盛んですが、自動車、電気機械、プラスチック、金属、化学製品などの大工場が多く立地しています。
石垣のみが残る安土城址がある近江八幡市は、水郷と歴史ある街並みが有名。北部にある余呉湖や伊吹山は、その景観の美しさから多くの観光客で得賑わいます。
琵琶湖の花火大会や、琵琶湖クルーズなどのイベントが多く行われ、彦根城、西教寺、メタセコイヤ並木、比叡山延暦寺などの観光資源も豊富。