浜松市

浜松市はこんなとこ

浜松市は全国トップクラスの日照時間を誇り、温暖な気候と豊富な水源により、農業や水産業が発展しています。楽器やオートバイ、繊維、食品などの製造業も盛んで、世界でも認められる製品が多数生産されています。
また、浜松市は次世代輸送用機器、光・電子、ロボティクスなど成長分野の新事業展開を支援し、デジタル人材の育成にも力を入れています。農林業分野では、農産物の高付加価値化を目指し、天竜材の消費拡大やカーボンクレジット創出による森林価値の最大化に取り組んでいます。

また、浜松市の地形は、天竜川中流域の急峻な中山間地、扇状地に広がる下流域の平野部、河岸段丘の三方原台地、そして浜名湖から太平洋の沿岸部で構成されています。これらの多様な地形を活かして、特色ある農産物が生産されています。
浜名湖うなぎや三ヶ日みかんは全国的に有名で、地元の"やらまいか精神"によって、これらの素材をさらに加工し、独自性のある製品が生み出されています。
水稲の栽培は市内全域で行われており、生産基盤の整備と担い手への農地集積により経営規模を拡大し、新技術の導入によって生産性の向上が図られています。
また、浜松のタマネギは温暖な気候と砂地の特性を活かして、大正時代に篠原地区で産地化され、日本一早く出荷する「新タマネギ」の産地として知られています。
龍山地域では、気象条件に適したブルーベリーの栽培が行われ、採れたての果実は生食用のほかジャムにも加工されています。三ヶ日や細江の丘陵地では、太陽の恵みをいっぱいに受けたミカンが育ちます。また、浜松で生産されるキウイは酸味が少なく甘い「ヘイワード」が中心で、冬に楽しめる国産品として人気です。
マスクメロンはメロンの王様として知られ、大正時代末期に導入されて以来、入念な水管理のもとで栽培され、1株から1果のみを収穫しています。

水産業では、春先には、船内で締めた「もちガツオ」が楽しめます。鮮度が命で、当日しか賞味できない一品です。マダイは赤色がめでたい魚として重宝され、その味も人気です。アカザエビは深海に棲息し、フランス料理などにも使われる高級食材です。